ひろのしごと

私はこっちで言うと、Speech Language Pathologit (SLP)。日本でいう、言語聴覚士をしております。身体的にまたは精神的に言葉の発達が遅れたり障害がある人の言語回復・発達を助ける仕事です。たとえば、子供で言うとMentalRetardation(MR)、Autism(自閉症)、小脳麻痺、聴覚障害ダウン症が生涯のある子供達の例で、MRじゃなくても、Rの発音が出来ない子供とか、日本の例だとさしすせそが”しゃししゅしぇしょ”になっちゃう不通学級の子供を見たりします。

大人で言うと、長島さんみたいに脳卒中を患って、失語症になった患者さんとか、痴呆(パーキンソン病アルツハイマーなど)、ガンで声帯を切除した人へのVoiceTherapy、脳障害などなど患者さんの幅はとても広いです。よって、SLPの働く場所は小学校であったり、特殊学級であったり、障害者のための学校だったり、病院だったり、老人ホームで合ったりとさまざまです。

ひろはOaklandにある障害者のための学校で働いています。子供の年は4歳から21歳です。ひろはだいたい小学校1年生から6年生位の子を担当しています。前に書いたように、子供のNeedsはさまざまで、半分くらいがNonverbal(言葉をしゃべらない子)で後半分くらいがVerbal(しゃべる子)です。だから、セラピーの目標として、しゃべることだけをPushするんじゃなくて、絵を交換することによってCommunicationする方法とか、手話とかも教えたりします。あと、Pragmaticsっていって、目を見て話す、会話は順番にする、Attentionは肩を優しくたたいて、などといった、言語の”機能”の部分もとレーニングしたりします。あとはレポートを書いたり、年間の目標を決めたり、Materialを作ったり、他のProfessionals(先生、両親、OccupationalTherapist、など)との会議に参加したりします。

アメリカでは、医師、心理学者、そのたのProfessionalに”障害がある”って認められた場合、普通学級に行く子供とは全く別のカリキュラムが作られます。それをIndividualized Education Plan (IEP)といって、一人一人のNeedsにあった教育プランが様様な専門家によって作られます。学校の先生、SLP (私!)、OT、PT、医師、District(学校区から来るひと)、SocialWorker、Psychologist、といった専門家たちがチームを作って子供を診断して、達成可能なゴールを作って、一年間をとしてセラピーをします。そしてまた一年後のMeetingで新たなゴールが作られるという作業がその子の発達を見ながら繰り替えされるわけです。

長くなったので、またあしたに続きます。読んでくれた人ありがとう!

  • 書込みしてくれた皆さん、有難う!今日は、先月みちよさんの家に遊びに行ったときに撮った、想太君とのツーショットを載せます。