Cinque Terre 二日目
うぇーん！今、一生懸命１時間ほどかけて書いたブログが消えました・・・。下書きボタンしっかり押したのに、食事の準備、食べ終えてからもう一回見たらなんと消えている・・・。怒り爆発。最近ストレスが溜まっているからか（引越しやビザの事がなかなか進まなかったから）、シャワーの中で発狂しまし。その横でまだ仕事している健蔵君（休み返上、その上お家でもずっとコンピューターの前です）、「そりゃ残念や・・・」。冷静なコメントありがとうございます。ぷぃっ、エーン、どうせ私の気持ちなんかぁーーーと心がひんまがってしまいました。失敬。
気を取り直してもう一回！Cinque Terre二日目は念願のハイキング。前も書いたように、Cinque Terreは５つの小さな村々で国立公園、ユネスコからは世界遺産として指定されています。
まずは滞在中のVernazzaから一番南はじの村、Riomaggioreまで電車で５分（でも待ち時間はこれまた１時間！）。Riomaggioreから隣町のMaranolaへは、“Via dell’Amore” （恋人達の道）が通っていて、目下に青い海を臨みながら約３０分の道のり。振り返ると遠くにミニチュアのように見えるRiomaggioreの街。この辺はまだまだ余裕！そしてだんだん遠くにMaranolaの駅が見えてきました。
Maranolaから次の村Cornigliaまでは１時間１０分の道のり。気温は３５度強。とにかく暑くて、汗でシャツがびしょびしょ。途中、ほとんど下に着ていた水着のみで歩く事も！Cornigliaは唯一、村が丘の上にあり、ビーチに面していません。よって長くきつい坂をへとへとになって登って行く途中、
こんなかわいいトラックを発見。乗ってみるフリをしたり、
古いVespa（イタリアのスクーター）にまたがってみたり、
やっと頂上の村に到着したとき、実は階段があったことを発見！！！でも階段の方がもっときつかっただろうな・・・。一応階段を登ってきたかのような写真を一枚。
その時悲劇が・・・
カメラを手渡そうとした瞬間、落としてガッシャーン！
レンズがグニョーン！！
５年愛用して、その間高額な修理を２回も経て、いろーんな所に一緒に行ったデジカメ君（とコンタック君→は無事だったけど）、その長い人生がこの瞬間イタリアで幕を閉じました・・・。なかなかの長寿だったよね、今までありがとう・・・。
悲しんでばかりもいられません。即インスタントカメラを買って、イタリア旅行終了まで「ギーギー、カシャ」というチープな音を鳴らしては、負けずにナイスショットを撮り続けましたよ。よってここからのブログに載せられる写真はありません・・・。日本に帰ったらまたお見せしますね！
Cornigliaでは小さなバーでパニーニとブルスケッタとキンキンに冷えたアイス珈琲を頂き、心も体もリチャージして、のこりの１時間半の道のりを、Vernazzaへと向けて歩き出しました。
最後の１時間半はほんときつかったー。道が細くて急になって、途中よつんばにならないと登れないところや、岩がゴロゴロで歩きづらいところが続きました。下り道では膝が笑いっぱなし！そしてそして、やーっと遠くにVernazzaの村が見えてきました！合計３時間半ほどのハイキング、予想より大変でした。とにかく暑かったもん。でもいままでのどのトレイルよりも、群を抜いて一番の感動と達成感でした！
ホテルに帰って荷物を置いたら即海へ!こんなシチュエーションの海水浴ってめちゃめちゃ最高！澄んだ海、かわいい家並み、古い教会、遠くに走る電車・・・。ハイキングで火照って酷使した体にお水がとーっても気持ちかったです。
横目では、船着場の横から楽しそうにダイビングする若者達。ぷかぷか海に浮かびながら彼らを見ていると、ついこんなことを・・・「念願の夢だったイタリアに来た。行きたかったところには全て行った。食べたかったものも全部食べた。今、勇気を振り絞って彼らのようにあの海に飛び込まなかったら、私はきっと一生後悔するのじゃないだろうか・・・。飛び込まないと、このイタリア旅行は完了しないのではないか？？？」先ほど飲んだワインのせいで気が大きくなっていたのは言うまでもありませんが、約２階建てくらいの高さの崖からキャーキャー飛び込む彼らは本当に楽しそうでした。
「ねー、飛び込んでみようかなー。でも怖いよー。でもこれやらないとなんか後悔しそう・・・」などど健蔵君にぶつぶつ言っていると、
健蔵は無言で崖へと走り出し、そのままピョーンと海へダイブ！！！
へっ？何?ケンゾウどこ行った？うそ、飛び込んだーーー！！！
それなら私も出来ない事はない！えぃ！
ドッボーンといったその瞬間、水面下ではビキニの上が急上昇（＝台湾の泡風呂温泉状態です。昔のブログを見てね!）！即座に直したつもりですが、誰かに見られちゃったかしら？！それにしても超気持ちよかった！こんなアドレナリンの上がり方、人生で始めてかも。しかも・・・
沖に上がるときに、高い波にごろーんと転がされて、岩で腰の横を引っ掻いてしまいました・・・。縦横３−４センチの派手なやつ！塩水でひりひり痛かったよーん。今となっては跡は薄くなってきましたが、イタリアからこんなお土産まで持ってきちゃうなんて。でも今でもその跡を見ると、飛び込んだときのあの興奮が舞い戻ってきます。ちょっと跡が消えちゃうのが寂しいような・・・！
夕食はホテルの前にある広場のレストランで。おじさんが、｢明日は列車のストライキがあるよ」と教えてくれました。えっ？！明日はベニスに移動する日。しかもこの村の駅には普通でも列車が時間通り来る事がないのに！！！パニクッていると、今度は奥さんがやってきて、「ストライキは夕方から。しかもタスカニー地方のみだよ。」と教えてくれました。彼女も偶然に翌日ベニスに行くことになっていたそう。それを聞いてフーッと胸をなでおろしました。
Vernazza二日目はカメラが壊れたり、プチ怪我したり、ちょっと波乱に飛んだ一日でした。でも、この日ほど五感をフルに使って２４時間を一分一秒過ごした日は他にあったかなあ?何十年経ってもこの日のことを思い出すだろうな。そんな宝物のような７月７日でした。
次回はとうとう最終目的地ベニス！でも写真がなーい！
